薬膳の春のレシピ

薬膳の春のレシピ

薬膳の春のレシピですが、春には花粉症や梅雨による倦怠感などがあらわれますので、そういった症状に効果的な薬膳の春のレシピをご紹介します。
春は気温が暖かくなってきて、身体の新陳代謝が活発になってきます。
肝臓、漢方では「肝」といわれる機能や自律神経系、消化吸収を促進する機能も盛んになってきます。
また、風邪や花粉症などの症状があらわれてきます。
薬膳の春のレシピでは、風邪を取り除いたり、血液や体液を補給する、「肝」の機能を調整する、消化吸収機能を整えるといった作用がある食材を使用します。
風邪を取り除く食材としては、しょうが、しそ、ねぎ、ごぼう、ミント、シナモンなどがあげられます。
血液を補給する食材としては、鶏肉、牛肉、レバー、たまご、きゃべつ、ほうれん草、黒ごまなどがあげられます。
体液を補給する食材としては、豆乳、アサリ、シジミ、クラゲ、かに、なまこ、長いも、ゆり根などがあげられます。
「肝」の機能を調整する食材としては、三つ葉、セロリ、せり、ミント、菊の花、あわびなどがあげられます。
消化吸収機能を整える食材としては、鶏肉、とうもろこし、じゃがいも、かぼちゃ、長いも、そら豆、はと麦などがあげられます。

 

花粉症に効果的な薬膳レシピをご紹介します。
◎しそとしょうがとはと麦の御飯
・材料(4人分)
☆米:2合 ☆はと麦:30g ☆しそ:8枚
☆しょうが:10g ☆酒:大さじ1/2 ☆塩:少々
・作り方
1.はと麦を洗い、水に1時間ほどつけたら、1時間ほどゆでます。米を洗って、はと麦をゆでている間、浸水させておきます。しそとしょうがを千切りにします。
2.炊飯器に米、はと麦、しょうが、酒、塩を入れて、普通の水加減で炊きます。
3.炊きあがったら、しそをちらしてざっくり混ぜて出来上りです。

 

梅雨時におすすめな薬膳レシピをご紹介します。
◎花椒香る、浸し枝豆
・材料(2〜3人分)
☆枝豆:200〜230g ☆花椒:小さじ1/2
☆八角:1個 ☆酒:大さじ1 ☆塩:大さじ1/2
☆砂糖:小さじ1/2 ☆しょうゆ:少々
☆水:500cc
・作り方
1.枝豆は皮ごと洗って両端を切ります。沸騰したお湯に塩(分量外)を少量入れて、4〜5分ゆでます。
2.鍋に枝豆以外の調味料を合わせて入れ、沸騰したら火から下ろします。
3.保存容器に1.2.を入れ、半日ほど漬けておいて味をなじませたら出来上りです。